その癇癪、対応ミスで“強化”されている可能性があります。強化とはある行動を増やしてしまうこと。
でも大丈夫です。仕組みが分かれば、落ち着く方向に変えていけます。
癇癪は「わがまま」ではありません。
そして、気合いやしつけで抑え込むものでもありません。
療育の現場では当たり前ですが、癇癪は“構造”で起きています。
その構造がいわゆる「4つのスイッチ」です。
- 要求スイッチ
- 注目スイッチ
- 回避スイッチ
- 刺激スイッチ
このどれか、もしくは複数が重なると、お子さまは「爆発するしかない状態」になります。
- 言葉がうまく出ないから叩く
- 次の行動が分からないからパニック
- やめたいのにやめられないから崩れる
- 音や環境がつらくて耐えられない
つまり癇癪は、“問題行動”ではなく「気持ちを処理しきれなかった結果」です。
ここで多くの方がやってしまうのが、対応ミスです。
- 怒る
- 言い聞かせる
- 毎回要求を通す
これらはすべて逆効果です。
なぜなら、癇癪は“学習”するからです。
泣けば通る、暴れれば注目される、という経験が積み重なると、どんどん強化されていきます。
医師、臨床心理士、保育士、療育職など、現場の専門職が共通してやっていることはシンプルです。
感情は受け止める
環境を調整する
スイッチを減らす
例えば、
「嫌だったね」と気持ちを言語化する
事前に見通しを伝える
切り替えの練習を日常に入れる
刺激(音・人)を調整する
これらはすべて、4つのスイッチを減らす関わりです。
関わりを変えると、結果も変わります。
- 癇癪の頻度が減る
- 切り替えが早くなる
- 言葉で伝えられるようになる
- 親子関係がラクになる
逆に、様子見や根性論のままだと長引きます。
癇癪は“困った行動”ではなく、「助けて」のサインです。
そして、必ず原因があります。
原因を見ずに対応すると悪化します。
原因にアプローチすれば、確実に変わります。
今の関わりが、お子さまの未来の感情コントロール力をつくります。
お困りごとがあれば、ぜひ下記よりお気軽にご相談ください。


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