「この子、自分で動けないのに…
できることなんてあるんでしょうか?」
初めて訪問した日、訪問看護師さんがそう呟きました。
私は驚くとともに、重症度の高いお子さまの未来を明るくする、強い決意を抱きました。

訪問看護スタッフの“迷い”から始まった出会い
私が訪問リハビリとして初めて関わったのが、
染色体疾患をもつ4歳の女の子、Cちゃんでした。
Cちゃんは
・自分で体を動かせない
・在宅で寝たきり
・酸素吸入が必要
・痰の吸引も定期的に必要
そんな状態で、ほとんどベッドの上で過ごしていました。
訪問看護スタッフからの言葉は、忘れられません。
「この子、動けないし…何かできることってあるんですかね?」
一見“不可能に見える状況”の中で、
私は「それでもできることは必ずある」と思いながら、
Cちゃんのリハビリに入っていきました。
“姿勢づくり”からはじまった小さな変化
最初に取り組んだのは、
寝て過ごす時間を、少しでもラクに・快適にすること。
・枕の位置や高さを変える
・布団と体の間にタオルを挟んで体の傾きを調整する
・首や腰に無理がかからない角度を見つける
ほんの数cmの調整で、
Cちゃんの呼吸が少し楽になったり、
表情がふわっと和らいだりする瞬間がありました。
次は、座位の経験。
背骨に体重がかかるように支え、
脊柱起立筋・腹筋に軽く収縮を入れてみる。
ほんの数秒でも、
首のがほんの少し安定するだけでも、
“その一瞬”が、Cちゃんの体が確かに反応してくれる。
動けないように見えても、
体はちゃんと動きたい・感じたいと思っている。
それを私は何度も目の前で感じました。
“楽しみの時間”を増やすために
私はいつも考えていました。
「この子は、何をしたら楽しいと思えるだろう?」
姿勢調整をした後、視線の誘導ができるおもちゃを紹介したり、
体の動きを引き出せる簡単な遊びを提案したり。
ママは初めて知ることばかりで、
「こんな関わり方ができるんですね」
と驚きながら、少しずつ楽しそうな表情が増えていきました。
そしてある日、
ママから睡眠の相談を受けました。
「夜なかなか寝なくて、睡眠リズムがボロボロで…」
私は地下鉄通勤の自分の体験を話しながら、
“人が時間を感じる仕組み”について伝えました。
「地下鉄から出るまで太陽を浴びない朝って、
今日が暖かいのか寒いのかさえ分からなくなるんですよね。
日光って、それだけ人の体内時計に影響するんです。」
もちろんCちゃんは外に出るのが難しい。
でも ベランダのそばで日光を浴びるだけでも、
体内リズムは整いやすくなる。
そんな小さな工夫を、ママと一緒に積み重ねていきました。
Cちゃんから教わった“生きる意味”
私は以前、重症心身障害児施設で働き、
たくさんの子どもたちと関わってきましたが、
Cちゃんとの時間は、私に強い影響を与えました。
できないことは確かに多い。
けれど、
“その子なりの楽しさ”をつくれるかどうかで、人生は大きく変わる。
人は、楽しくないと生きる意味がない。
笑って生きられる時間が、絶対に必要。
そう強く思わせてくれたのは、
ほかでもない、Cちゃんでした。
Cちゃんと過ごしたあの時間は、
私の支援の原点であり、
今のフラワーキッズの理念にもつながっています。
“できること”は必ず見つけられます
フラワーキッズでは、
お子さま一人ひとりに合わせて、
「今つくりうる最高の時間」を一緒につくっていくことを大切にしています。
今、どれだけ不安でも、必ず道は開けます。
初回相談だけでも大丈夫です。
一緒に、お子さまの“楽しい未来”を探していきましょう。
今日も笑って過ごしましょう🌸
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